CurseForge App・Modrinth App・Prism Launcherは、いずれもMODやmodpackの検索から ローダーの導入、起動構成の切り替えまで1つのアプリでまとめて行えます。 MOD導入でつまずく原因の多くは「バージョン」「ローダー」「前提MOD」の3つを 同時に合わせ損ねることですが、ランチャーはこの3つをインスタンス単位で束ねて扱うので、 手動より間違えにくくなります。まずは目的別にどれが合うかを見てから、 それぞれの特徴を詳しく見ていきます。
結論から:目的別の選び方
- modpackをそのまま遊びたいCurseForge App か Modrinth App。modpackを検索してワンクリックで導入・起動できます。
- はじめてMODを入れる/複数のMOD構成を細かく管理したい/軽さ重視Prism Launcher。インスタンスの管理がしやすく、動作も軽量です。前提MODの自動ダウンロードを公式に備えているので、依存関係を自分で追う手間も減ります。
- MODを1〜2本試すだけ/アプリを増やしたくない公式ランチャーに手動で入れる方法でも成立します。「MODの入れ方」ガイドの手順で導入できます。ただし本数が増えるほど、バージョン・ローダー・前提MODを自分で揃える負担も増えます。
3ランチャー比較
| CurseForge App | Modrinth App | Prism Launcher | |
|---|---|---|---|
| 対応OS | Win / macOS / Linux(公式サポートはUbuntu系のみ) | Win / macOS / Linux | Win / macOS / Linux |
| 配布元 | CurseForge | Modrinth | オープンソース(MultiMCから派生) |
| modpack対応 | 対応(最大手) | 対応 | 対応(Modrinth/CurseForge両方を検索可) |
| 広告 | 無料版は広告あり(有料プランで削除可) | 記載なし | なし |
| 開発状況 | standalone版・Overwolf版の2種を提供 | ベータ版として継続開発中 | 継続開発中の安定版 |
※ 各公式サイトの記載に基づいています。仕様は変わることがあるため、最新情報は各公式サイトでご確認ください。
いずれもインストール自体は無料で、修得に必要な予備知識もほぼ同じです。決め手になるのは 「どのプラットフォームのmodpackを中心に遊びたいか」「MOD構成をどこまで細かく管理したいか」の2点で、 迷ったら上の「結論から」の表を目安に選んでみてください。
CurseForge App
CurseForgeが提供する公式アプリで、軽量なstandalone版と、ゲーム内機能を備えたOverwolf版の 2種類が配布されています。CurseForgeは modpack の掲載数が最大手で、人気modpackの多くが まずCurseForgeに登録される傾向があります。無料版には広告が表示され、有料プランで削除できます。
Linuxで使う場合は注意が要ります。公式のサポート記事が挙げている動作環境はWindows 10・11、macOS 12以降、 そしてLinuxは「Ubuntuの公式派生ディストリビューションのみ」です。AppImageとdebパッケージの2形式が配布されていますが、 Ubuntu系以外のディストリビューションは公式サポートの対象外なので、そこで動かないときに問い合わせても解決しません。 Ubuntu系を使っていないなら、Linux対応を明記しているPrism Launcherの方が現実的です。
向いている人: メジャーなmodpackを手っ取り早く遊びたい人
Modrinth App
Modrinthが提供する公式アプリで、公式サイト上ではベータ版として公開されています。 既存のランチャーからプロフィールを取り込む機能があり、Modrinthに掲載されているMOD・modpackを そのまま検索して導入できます。オープンソースのModrinthプラットフォームとの親和性が高いのが特徴です。
向いている人: Modrinthに掲載されているMOD・modpackを中心に遊びたい人
Prism Launcher
MultiMCから派生したオープンソースのランチャーで、Windows・macOS・Linuxに対応しています。 Modrinth・CurseForgeの両方に直接アクセスしてMODを検索・導入でき、インスタンス(起動構成)ごとに MOD構成を分けて管理できるのが特徴です。広告表示はなく、軽量な動作も評価されています。 翻訳プロジェクトも公開されていますが、当サイトではランチャー自体の日本語UI対応状況までは確認できていません。
MODを追加すると、そのMODが必要とする前提MODも自動でダウンロードされます。 公式のリリースノートは「MODの依存関係を自動でダウンロードする」「更新時にも依存関係を解決する」と 明記しており、後のバージョンでは自動解決を切るボタンも追加されています。 MODを1本ずつ選んで自分の構成を組む遊び方でも、前提MODの取りこぼしが起きにくい作りです。 はじめてMODを入れる人にも勧めやすいのはこの点です。
向いている人: はじめてMODを入れる人、複数のMOD構成・バージョンを並行して管理したい人、軽量さを重視する人
前提MOD(依存関係)をどこまで肩代わりしてくれるか
MODの中には、単体では動かず別のMODを土台として要求するものがあります。 これを前提MOD(依存関係)と呼び、手動導入では自分で見つけて一緒に入れることになります。 ランチャーを使う一番の実利はここで、導入のしかたによって肩代わりされる範囲が変わります。
| 導入のしかた | 前提MODの扱い |
|---|---|
| modpackを入れる | 作者が指定した構成一式がまとめて入るので、前提MODを個別に追う必要はありません。 |
| ランチャーでMODを1本ずつ入れる | Prism Launcherは依存関係を自動でダウンロードすると公式に明記しています。CurseForge Appは、バージョンやローダーが一致しないMODをそもそも入れられない仕組みで、組み合わせ違いを入口で止めます。 |
| 公式ランチャーに手動で入れる | 配布ページの依存関係(Dependencies)欄を自分で読み、必須と書かれたMODを一緒に入れます。 |
ただし「ランチャーに任せれば何も見なくていい」とまでは言えません。 CurseForge自身の解説も、Fabric APIやGeckoLibのように必須と書かれている前提MODは 自分でも確認するよう案内しています。起動しない・MODが読み込まれていないというときに 最初に開くのは、どの方法で入れた場合でも配布ページの依存関係欄です。
modpackを遊ぶ場合の注意点
CurseForge AppやModrinth Appでmodpackを導入すると、modpack作者が指定したMOD構成が まとめてインストールされます。この場合、個別のMODを自分で入れ替える必要はありませんが、 日本語化リソースパックだけは別途、そのインスタンスのリソースパックフォルダに追加する必要があります。 modpackに含まれるMODのバージョンと、当サイトが配布するパックの対応バージョンが一致しているか、 各MODページの表記で確認してから導入してください。
どれを選んでも、日本語化パックは共通で使える
くらふとぱれっとが配布する日本語化リソースパックは、どのランチャーでMODを導入していても 同じ手順で使えます。ランチャーが作るインスタンス(起動構成)ごとに resourcepacks フォルダの 場所は変わりますが、そのインスタンスの「フォルダを開く」操作から辿れる点はどのランチャーも共通です。 具体的な入れ方は「日本語化リソースパックの入れ方」ガイドを参照してください。
複数のランチャーを併用してもよい
CurseForge App・Modrinth App・Prism Launcherは、いずれもインスタンス(起動構成)ごとに MODやセーブデータを独立させて管理する仕組みのため、同じPCに複数を共存させても問題ありません。 「modpackはCurseForge Appで遊び、自分だけの構成はPrism Launcherで細かく管理する」といった 使い分けも一般的です。まずは目的に近いものを1つ試し、合わなければ別のランチャーに切り替えられます。
このとき modsフォルダの中身を新しいインスタンスへコピーして使い回せますが、 条件が揃っているときに限ります。Minecraftのバージョン・ローダーの種類とバージョンが移行元と一致していて、 前提MODも一緒に持っていくことが必要です。どれかがずれていると起動しないか、 起動しても不具合が出ます。バージョンやローダーを変えるなら、MODは使い回さずに 移行先のバージョン向けのファイルを取り直してください。
手動導入も選択肢として残る
ランチャーはあくまで導入・管理を楽にする道具です。MODを1〜2本試したいだけなら、 公式ランチャーとローダーのインストーラーだけで導入する手動のやり方でも成立します。 modsフォルダの中身を自分の目で把握できる、余計なアプリを入れずに済む、といった利点もあります。
ただし本数が増えるほど、バージョン・ローダー・前提MODの3つを自分で揃え続けることになります。 modpackを遊ぶ、複数のバージョンを行き来する、MODを10本20本と重ねる、といった方向に進むなら、 途中からランチャーへ移った方が結果的に手戻りが少なくなります。インスタンスは後からいくらでも 作り直せるので、最初に選んだ道に縛られる必要はありません。