このガイドはMinecraft Java版(PC版)向けです。Forge・NeoForge・Fabricといったローダーと、 それに対応したMODが動くのはJava版だけで、統合版(Bedrock Edition)や Nintendo Switch・PlayStation・Xbox・スマートフォン版では、ここで説明する手順は使えません。 CurseForgeの公式解説も「MODが動くのはMinecraftのJava版だけ」と書いています。 統合版で追加できるのはマーケットプレイスの配信物やアドオンで、仕組みそのものが別のものです。
3分で全体像:バージョン→ローダー→MOD→日本語化の順
MOD導入で迷う原因のほとんどは、この4つを決める順番を飛ばしてしまうことです。 先に「遊びたいMODが対応しているMinecraftのバージョン」を決め、次にそのMODが要求する 「ローダー(Forge / NeoForge / Fabric)」を選び、最後にMOD本体と日本語化パックを入れる、 という順序さえ守れば迷いません。この4つを1つのアプリでまとめて面倒みてくれるのが 外部ランチャーで、自分で1つずつ揃える手動導入もできます。どちらを選ぶかは後の節で扱います。
| バージョン | 主なローダー | 傾向 |
|---|---|---|
| 1.20.1 | Forge / NeoForge / Fabric | 長く使われてきた版で、対応MODも大型modpackも多い。NeoForge対応MODも一定数ある |
| 1.21.1 | Forge / NeoForge / Fabric | 対応MODが多い版。NeoForgeがForge系の後継として広く使われているが、Forge本体も引き続き対応MODがある |
※ 当サイトが紹介しているMOD(533本)の実データに基づく傾向です。個々のMODの対応状況は各MOD紹介ページで確認してください。
最新版ではなく、遊びたいMODの対応バージョンに合わせる
MODはMinecraftのバージョンごとに作り分けられています。Fabricの公式ドキュメントは 「あるバージョンで動いていたMODが、別のバージョンではもう動かないことがある」と明記しています。 CurseForgeの解説も「最新のMinecraftが使えるとは限らない。人気MODの多くは比較的新しいバージョンに 対応しているが、特定のバージョンにしか対応していないMODもある」と書いています。 CurseForge Appに至っては、バージョンやローダーが一致しないMODはそもそもインストールできない仕組みです。 つまり出発点は「最新版で遊ぶ」ではありません。遊びたいMODが対応しているバージョンを先に調べ、 そのバージョンでゲームを起動する、という順序になります。Minecraftは過去のバージョンを いつでも選んで起動できるので、新しい方から下げることになっても手間はかかりません。
- 遊びたいMODの対応バージョンを調べる各MODの配布ページ(当サイトのMOD紹介ページにも記載しています)に、対応バージョンと対応ローダーが書かれています。複数のMODを一緒に遊びたいなら、それら全部が対応しているバージョンを1つ選びます。ここで揃わないMODは、今回は見送るか、対応を待つことになります。
- そのバージョンの起動構成を作る公式ランチャーなら「起動構成」タブで新しい構成を作り、バージョンを選びます。最初から入っている「最新のリリース」構成はバージョンを変更できないので、必ず新規の構成を作ってください。外部ランチャーを使う場合は、インスタンスを作るときにバージョンとローダーを一緒に選びます。
- MODを入れる前に一度起動しておく作った構成でゲームを一度起動し、そのバージョンのファイル一式をダウンロードさせておきます。ここまで済ませてからローダーとMODに進むと、後で問題が起きたときに原因を切り分けやすくなります。
ランチャーを使うか、公式ランチャーに手動で入れるか
MOD環境の作り方には2つの道があります。CurseForge App・Modrinth App・Prism Launcherのような 外部ランチャーを使う道と、公式ランチャーにローダーを入れて自分でファイルを置く手動の道です。 どちらでも動くMODは同じです。違うのは、バージョンとローダーの組み合わせ・MODの入手・ 前提MODの扱いを、アプリに任せるか自分で持つかという点だけです。
| 外部ランチャー | 公式ランチャー+手動 | |
|---|---|---|
| バージョンとローダー | インスタンスを作るときにまとめて選ぶ | 対応バージョンの起動構成を作り、ローダーのインストーラーを自分で実行する |
| MODの入手 | アプリの中で検索してそのまま導入できる | 配布ページからダウンロードして mods フォルダに置く |
| 前提MOD | アプリによる。Prism Launcherは依存関係の自動ダウンロードを公式に明記している。modpackを入れる場合はどのアプリでも作者の構成一式が入る | 配布ページの依存関係(Dependencies)欄を自分で読む |
| 複数構成の並行 | インスタンスごとに独立していて、切り替えるだけで済む | 起動構成を分けて自分で管理する |
| メモリの割当 | アプリの設定画面から変更できる | 起動構成のJVM引数を自分で書き換える |
MODを何本も入れる、modpackを遊ぶ、複数のバージョンを行き来する、といった遊び方をするなら 外部ランチャーの方が楽です。逆に、MODを1〜2本試すだけ、余計なアプリを増やしたくない、 mods フォルダの中身を自分の目で把握したい、という場合は手動でも十分に成立します。 この先の節は手動導入の手順です。外部ランチャーを選ぶ場合は、次のページで3つを比較しています。
手動で入れる場合の準備
ここから先は手動導入の手順です。対象バージョンのMinecraftを一度、公式ランチャーで 起動しておいてください。初回起動時にゲーム本体のファイル一式がダウンロードされ、 以降のローダー導入がスムーズになります。
購入したアカウントで一度正規のゲームにログインし、ライセンス認証を済ませておくことも 忘れないでください。MOD導入自体はライセンスの有無を問いませんが、ローダーのインストーラーが ゲーム本体のファイルを参照する構成になっているため、先に正規ランチャーで一度起動しておく方が 導入時のトラブルが少なくなります。
ローダー別インストール
ローダーは「MODを読み込んで動かす土台」です。MODが要求するローダーを、必ず公式サイトから導入します。 偽サイトからのダウンロードはマルウェアの原因になるため、以下のドメイン以外は避けてください。
- Forge
files.minecraftforge.net - 対応バージョンのインストーラーをダウンロードし、実行してインストールします。
- NeoForge
neoforged.net - 対応バージョンのインストーラーをダウンロードし、実行してインストールします。ForgeからNeoForgeへ移行したMODも多く、当サイトが紹介するMODの多くもNeoForgeに対応しています。
- Fabric
fabricmc.net/use - Fabric Installerを使ってインストールします。
MODの配置と起動構成
- ローダーをインストール対象バージョン・対象ローダーのインストーラーを公式サイトから入手し、実行します。インストール後、ランチャーの起動構成一覧に「ローダー名とバージョン」の構成が追加されます。
- modsフォルダを開くローダーを一度選んで起動すると .minecraft/mods フォルダが作られます。ランチャーの「MODフォルダを開く」ボタンや「インスタンスを開く」から辿るのが確実です。
- MODファイル(.jar)を入れる導入したいMODの .jar ファイルをそのまま mods フォルダに入れます。解凍は不要です。Fabricの場合はFabric APIの .jar も一緒に入れます。
- 対象の起動構成を選んで起動ランチャーで手順1のローダー構成を選択して起動します。ForgeとNeoForgeはタイトル画面に「Mods」ボタンがあり、そこの一覧に導入したMODが並んでいれば読み込めています。
起動しない・落ちるときの切り分け
起動時にクラッシュする場合は、エラー画面やログに出る内容を手がかりに、次の順で疑ってください。
- Minecraftのバージョンが違うMODが対応していないバージョンに入れていないか確認します。MODページの対応バージョン表記が基準です。
- ローダーが違う/入っていないForge用MODをFabricに、Fabric用MODをNeoForgeに入れる、といった組み合わせ違いは起動しません。Fabric APIの入れ忘れもここに含まれます。
- 前提MOD(依存MOD)が不足している一部のMODは特定の前提MODを必要とします。エラーログに "Missing" "requires" などの表記があれば、指定されたMODを追加で導入します。
- MOD同士が競合している多くのMODを同時に入れていると発生することがあります。怪しいMODを1つずつ抜いて起動を試すと切り分けやすくなります。
- メモリ(RAM)の割当が足りないMODを何十本も入れた構成や大型modpackでは、割り当てメモリが足りずに起動の途中で落ちることがあります。外部ランチャーなら設定画面から割当量を変えられます。ただし多く割り当てるほど速くなるわけではありません。Prism Launcherの公式ドキュメントは「割当を増やせば性能が上がるわけではない。大きなmodpackを遊ぶのでなければ4GBもあれば十分」と書いています。
ログの場所が分からない場合は、ランチャーの「ログを表示」ボタンや.minecraft/logs/latest.log を確認してください。エラーメッセージに MOD名やクラス名が含まれていることが多く、そこから原因のMODを特定できます。
英語のログをそのまま読むのが難しければ、該当部分を翻訳サービスや対話型AIに貼って 要約させるのも手です。ログには「どのMODが」「何を要求して」「どこで失敗したか」が 書かれているので、要点さえ取れれば上の5つのどれに当たるかを絞り込めます。 貼りつける前に、ファイルパスにWindowsのユーザー名が含まれている点だけ確認してください。
構成を分けて管理する
MinecraftのMOD導入は、バージョン・ローダーの組み合わせごとに「起動構成(インスタンス)」を 分けて管理するのが基本です。1.20.1のForge構成と1.21.1のNeoForge構成のように、 目的の違うMOD環境を1つのフォルダに混在させると、対応していないMODが紛れ込んで 起動しなくなる原因になります。ランチャーによっては構成ごとにmodsフォルダを自動で分けてくれるため、 複数のバージョン・ローダーを試す予定があるなら、最初から構成を分けておくと後々の整理が楽になります。
導入したら次に:表示を日本語にする
MODを入れて起動できたら、次は表示の日本語化です。「MODは動いているのに、アイテム名も メッセージも全部英語のまま」という状態は不具合ではなく、そのMODが英語のテキストしか 持っていないだけです。日本語化リソースパックを入れると、MOD本体を一切書き換えずに、 表示されるテキストだけを日本語に差し替えられます。合わなければ無効化するだけで 元の英語表示に戻せます。