工業系MODは「機械を作って、素材の加工や運搬を自動にしていく」MODの総称ですが、動力の仕組みも組み方も1本ずつまるで違います。歯車を回すもの、電線を張るもの、圧縮空気を配管するもの、アイテムをデータとして扱うもの。ここでは代表的な6本について、何をするMODなのか、入れたら最初に何を作るのか、どこを目指すのか、そして日本語で遊べるのかを、ゲーム内の日本語名を使って紹介します。名前はMODの公式翻訳と、くらふとぱれっとの日本語化パックの実物から写しています。
結論から:やりたいこと別の選び方
- 動く機械を眺めながら組み立てたいCreate。歯車やベルトがワールドの中で実際に回って動きます。
- 鉱石1個から取れる量を増やして効率を詰めたいMekanism。加工の段階を増やすほど、1鉱石あたりのインゴットが増えます。
- 大きな設備を建てて、電線を張りたいImmersive Engineering。機械の多くがブロックを組み上げる大型の建造物です。
- 定番の機械MODを、ガイドを読みながら順に広げたいThermal Series。ゲーム内ガイドが公式で日本語です。対応は1.20.1までです。
- 圧力の管理や、ドローンのプログラムに挑みたいPneumaticCraft: Repressurized。空気の圧力を配管で扱い、後半はドローンをプログラムで動かします。
- 増えすぎたアイテムを1か所で管理し、クラフトも自動にしたいApplied Energistics 2。アイテムをネットワークに収納し、端末から検索・自動クラフトします。
6本の比較
| 動力 | 組み方 | ゲーム内の解説 | 日本語 | |
|---|---|---|---|---|
| Create | 回転力(応力) | 部品をワールドに並べる | Ponder(公式で日本語) | 公式訳あり |
| Mekanism | 電力 | 機械を置いて画面で設定 | なし | 設定画面が英語→パックで補完 |
| Immersive Engineering | 電力(電線) | 大型の建造物を組む | 手引書(本文は英語) | 項目名の不足をパックで補完 |
| Thermal Series | 電力(RF) | 機械を置いて画面で設定 | Thermalpedia(公式で日本語) | 公式訳でほぼ完結 |
| PneumaticCraft: Repressurized | 圧縮空気 | チューブで配管する | 手引書(公式で日本語) | 公式訳あり+パックで残りを補完 |
| Applied Energistics 2 | 電力をAEに変換 | ケーブルでネットワーク | ゲーム内ガイド(公式は英語) | ガイドをパックで日本語化 |
1. Create
1.20.1 / 1.21.1 / Forge / NeoForge / Fabric
歯車や水車で回転力を作り、ワールドの中で動く機械を組み立てるMOD。
シャフトと歯車で回転を伝え、プレスやミキサー、ベルトコンベアを動かして加工と運搬を自動にしていきます。機械は画面の中ではなくワールドに並べて組むので、作った仕組みがそのまま目に見えて動きます。ピストンやベアリングでブロックの塊ごと動かす「からくり」も作れます。

最初に作るもの
- 安山岩合金(Andesite Alloy)安山岩と鉄塊から作る、序盤の部品のほとんどに使う基礎素材です。
- シャフト(Shaft)安山岩合金から作る、回転をまっすぐ伝える棒です。
- 水車(Water Wheel)シャフトを板材で囲んで作ります。水の流れから回転力を生む、最初の動力源の一つです。
- 歯車(Cogwheel)回転の向きや速さを変えて、別の機械へ回します。
- メカニカルプレス(Mechanical Press)下に置いたアイテムを押して加工します。最初の自動加工はたいていここからです。
その先の目標
- メカニカルミキサー
Mechanical Mixer - 鉢に入れたアイテムや液体を混ぜて加工します。
- メカニカルアーム
Mechanical Arm - アイテムをつかんで機械から機械へ運ぶ、自動化の腕です。
- メカニカルベアリング
Mechanical Bearing - つないだブロックの塊を回転させ、風車や動く仕掛けを作ります。
- 鉄道駅ブロック
Train Station - 線路と列車を組み、スケジュールを与えて走らせる鉄道の拠点です。
動かし方の仕組み
動力は電気ではなく回転力です。水車などの動力源には「応力容量」、機械には回転速度に比例した「応力インパクト」があり、つないだ機械の合計が容量を超えると全体が止まります。シャフトや歯車などの中継部品はそれ自体では応力を使いません。
向いている人:仕組みが目に見えて動くのを楽しみたい人。画面を開くより、ブロックを並べて組み立てたい人。
合わないかもしれない人:置いて電線をつなぐだけで動く機械を求める人。応力が足りずに止まる原因を探すのが苦手な人。
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2. Mekanism
1.20.1 / 1.21.1 / Forge / NeoForge
鉱石を何段階にも加工して取れる量を増やし、機械の連鎖で工場を広げるMOD。
鉱石を機械に通す段階を増やすほど、1個の鉱石から取れるインゴットが増えます。電力・液体・ガス・アイテムはそれぞれ専用のケーブルや配管で運び、機械は画面で設定して使います。後半は自動で採掘するデジタルマイナーや、ジェットパックなどの装備も作れます。

最初に作るもの
- オスミウムインゴット(Osmium Ingot)オスミウム鉱石から取れる、Mekanism固有の金属です。多くの機械に使います。
- 冶金吹込機(Metallurgic Infuser)素材に別の素材を注ぎ込んで、合金などを作る最初の加工機です。
- 鋼鉄ケーシング(Steel Casing)ほとんどの機械の土台になる部品です。
- 濃縮室(Enrichment Chamber)鉱石を粉にする機械です。粉を精錬すると、鉱石1個からインゴットが2個になります。
- 基本ユニバーサルケーブル(Basic Universal Cable)機械に電力を送るケーブルです。電力専用で、アイテムや液体は別の配管で運びます。
その先の目標
- 浄化室・化学注入室
Purification Chamber / Chemical Injection Chamber - 鉱石処理の段階を上げる機械です。段階が上がるごとに、1鉱石あたり3倍、4倍と増えていきます。
- 化学溶解室・化学結晶化装置
Chemical Dissolution Chamber / Chemical Crystallizer - 最上段の5倍処理に使う機械です。酸などの化学の連鎖が必要になります。
- デジタルマイナー
Digital Miner - フィルターで指定した鉱石を自動で掘る機械です。
- QIOドライブ配列
QIO Drive Array - 大量のアイテムをまとめて収納・検索する仕組みの中心です。




動かし方の仕組み
電力はジュール(J)とフォージエネルギー(FE)のどちらでも表示でき、1 FE が 2.5 J にあたります。発電機は本体に入っておらず、別のモジュールのMekanism Generatorsで追加されます。
向いている人:加工の段階を組み立てて、効率を上げていくのが好きな人。
合わないかもしれない人:動く仕掛けの見た目を楽しみたい人。上位の鉱石処理では化学の連鎖と多くの機械が必要になります。
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3. Immersive Engineering
1.20.1 / 1.21.1 / Forge / NeoForge
大型の機械をブロックで組み上げ、電線を張って電力を送るMOD。
鉄と銅、石炭から作ったコークスを出発点に、レンガや鋼板で大きな設備を建てていきます。電力は電柱のように端子の間へ電線を張って送ります。機械の多くが複数のブロックを組んで作る建造物なので、工場の見た目そのものが作り込みの成果になります。

最初に作るもの
- エンジニアのハンマー(Engineer's Hammer)大型の機械を組むとき、積んだブロックを叩いて完成させる道具です。鉱石を砕くのにも使います。
- エンジニアの手引書(Engineer's Manual)本とレバーで作るゲーム内の解説書です。機械の組み方の図が載っています。
- コークス炉(Coke Oven)コークス炉用レンガを3×3×3に積んでハンマーで叩くと完成します。石炭からコークスを作り、副産物としてクレオソートオイルが取れます。
- 原始高炉(Crude Blast Furnace)高炉用レンガで組み、鉄とコークスから鋼鉄インゴットを作ります。
- 低圧線接続端子と低圧ワイヤーの束(LV Wire Connector / LV Wire Coil)端子を置き、ワイヤーを端子から端子へ順に使うと電線が張れます。電力網の始まりです。
その先の目標
- 改良型高炉
Improved Blast Furnace - 自動で搬入と搬出ができる高炉です。予熱器を付けると速くなります。
- 工業用粉砕機
Crusher - 電力で動く大型の粉砕機です。
- アーク炉
Arc Furnace - 多くのアイテムをまとめて精錬・合金化します。黒鉛電極の交換が必要です。
- 大型掘削機
Excavator - 地下の鉱脈から鉱石を掘り出す巨大な設備です。
動かし方の仕組み
電力は電線で送り、銅の低圧、エレクトラムの中圧、鋼の高圧の3段階があります。高い段階ほど一度に多く送れて、距離による損失が小さくなります。電圧の違う線はトランスフォーマーでつなぎます。発電は風車や水車を動力ダイナモにつなぐところから始め、後半はディーゼル発電機が主力になります。
向いている人:大きな機械を建てて工場の景色を作りたい人。電線を自分で引き回すのが好きな人。
合わないかもしれない人:1ブロックの機械を置いて済ませたい人。組み立ての図を英語の手引書で読むのが負担な人。
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4. Thermal Series
1.20.1 / Forge / NeoForge
電力で動く加工機と発電機を並べ、ダクトでつないで工場を作る定番の機械MOD。
鉱石を砕く粉砕機、合金を作る誘導加熱炉といった加工機を、燃料から発電するダイナモでまかなって動かします。機械は画面で各面の搬入と搬出を切り替えて使います。Foundation・Expansion・Dynamicsなど役割ごとに分かれたMODの集まりで、必要なものを組み合わせて入れます。対応は1.20.1までです。

最初に作るもの
- クレセントハンマー(Crescent Hammer)機械を回収したり向きを変えたりする工具です。
- サーマルペディア(Thermalpedia)本とクレセントハンマーから作るゲーム内ガイドです。作るにはPatchouliが必要です。
- マシンフレーム(Machine Frame)鉄・ガラス・錫の歯車で作る、ほとんどの機械の土台です。
- レッドストーンかまど(Redstone Furnace)燃料の代わりに電力で精錬する機械です。
- スターリングダイナモ(Stirling Dynamo)かまどの燃料になるものを燃やして発電します。最初の電源です。
その先の目標
- 誘導加熱炉
Induction Smelter - 複数のアイテムを一緒に精錬して合金を作ります。
- 植物日照機
Phytogenic Insolator - 電力と水で作物や木を育てる機械です。
- 溶岩ダイナモ
Magmatic Dynamo - 溶岩から発電します。
- フラックス結合増幅器
Flux Linkage Amplifier - 機械に入れる強化部品(オーグメント)の一つで、処理を速くする代わりに電力の効率が落ちます。
動かし方の仕組み
電力の単位はRF(レッドストーンフラックス)で、Thermal Dynamicsのフラックスダクトで運びます。Dynamicsのダクトは電力と液体用で、アイテムを運ぶダクトはありません。Thermalpediaもアイテムの運搬には別のMODを使うよう案内しています。
向いている人:画面で設定する機械MODを、ガイドを読みながら1台ずつ増やしていきたい人。
合わないかもしれない人:1.21.1で遊びたい人。アイテムの運搬まで1つのMODで済ませたい人。
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5. PneumaticCraft: Repressurized
1.20.1 / 1.21.1 / Forge / NeoForge
圧縮空気を作って配管で送り、空気の圧力で機械やドローンを動かすMOD。
コンプレッサーで空気を圧縮し、圧力チューブで機械へ送ります。圧力は bar で表され、上げすぎると機械が爆発します。容量・漏れ・冷却を考えながら配管を設計するのがこのMODの中心で、後半はパズルのピースを並べてドローンの動きをプログラムし、採掘や運搬を任せます。

最初に作るもの
- 圧縮鉄インゴット(Compressed Iron Ingot)鉄を地面に置いて爆発させると作れる、最初の素材です。爆発で一部は失われます。
- 空気圧縮機(Air Compressor)かまどの燃料を燃やして空気を圧縮します。
- 圧力チューブ(Pressure Tube)圧縮した空気を機械へ送る配管です。
- 圧力室の壁・バルブ・インターフェース(Pressure Chamber Wall / Valve / Interface)これで組む圧力室が最初の大きな目標です。中で素材を高圧にして加工します。
その先の目標
- プログラマー
Programmer - パズルのピースを並べてドローンの動きを組む機械です。
- ドローン
Drone - プログラムどおりに動き、空気が減ると近くの充填ステーションへ自分で補給に行きます。
- 高性能エアコンプレッサー
Advanced Air Compressor - より高い圧力を出せる圧縮機です。冷却が必要になります。
- 空気圧ヘルメット
Pneumatic Helmet - 圧縮空気で動く装備の一つです。

動かし方の仕組み
動力は電気ではなく圧縮空気で、単位は bar です。機械が使うのは空気の量で、圧力は容積に対する空気の量で決まります。チューブや機械には耐えられる圧力の段階があり、上限を超えると爆発します。電力を空気に変える圧縮機もあるので、他のMODの電力を使うこともできます。
向いている人:圧力や容量の計算を自分で詰めるのが楽しい人。ドローンをプログラムで動かしてみたい人。
合わないかもしれない人:つなげば動く単純な配線を求める人。爆発や冷却の管理を面倒に感じる人。
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【Minecraft】PneumaticCraft 解説 前編【Mod解説】【Muscari Network】 ↗むすかりch / マイクラMod解説(YouTube)
【Minecraft】PneumaticCraft 解説 中編【Mod解説】【Muscari Network】 ↗むすかりch / マイクラMod解説(YouTube)
【Minecraft】PneumaticCraft 解説 後編【Mod解説】【Muscari Network】 ↗むすかりch / マイクラMod解説(YouTube)
How to use the Pressure Chamber in PneumaticCraft ↗JaviHerobrine(YouTube)
6. Applied Energistics 2
1.20.1 / 1.21.1 / Forge / NeoForge / Fabric
アイテムを「ストレージセル」にデータとして収納し、端末から検索・自動クラフトするMOD。
ケーブルでつないだMEネットワークにアイテムを収納し、端末から名前で検索して取り出します。素材の組み合わせをパターンとして登録しておけば、必要な物を注文するだけでネットワークがクラフトしてくれます。他の工業MODで増えた大量のアイテムをまとめる役目として使われることが多いMODです。

最初に作るもの
- ケルタスクォーツの水晶(Certus Quartz Crystal)地上に落ちている隕石で見つかる素材です。芽を育てると増やせます。
- 刻印機(Inscriber)隕石の中で見つかる金型を使い、プロセッサの部品を刻印します。
- 論理プロセッサ(Logic Processor)多くの部品に使うプロセッサの一つです。演算・情報処理プロセッサもあります。
- MEドライブ(ME Drive)アイテムを収納したストレージセルを差し込む棚です。
- MEターミナル(ME Terminal)ネットワーク内のアイテムを一覧・検索・取り出しする端末です。
その先の目標
- MEパターンプロバイダー
ME Pattern Provider - 登録したパターンに沿って材料を送り出し、自動クラフトを動かします。
- 分子組立機
Molecular Assembler - 作業台のクラフトを自動で行う機械です。
- MEインポートバス・MEエクスポートバス
ME Import Bus / ME Export Bus - 機械とネットワークの間でアイテムを自動で出し入れします。
- ME量子リング
ME Quantum Ring - 離れた場所にあるネットワーク同士をつなぐ大型の設備です。




動かし方の仕組み
ネットワークは他のMODの電力(FE)をエネルギーアクセプターで受け取り、内部のAEに変えて動きます。2 FE が 1 AE にあたります。ケーブル1本で使える機器の数(チャンネル)に上限があり、通常のケーブルで8、密ケーブルで32です。MEコントローラーを置くと多くの機器をつなげるようになります。
向いている人:大量のアイテムを1か所にまとめたい人。複雑なクラフトを注文だけで済ませたい人。
合わないかもしれない人:序盤から手軽に始めたい人。隕石探しとプロセッサ作りが前提で、チャンネルの決まりも覚える必要があります。
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組み合わせるなら
組み合わせについて、公式の資料やMODの中で確かめられたことだけを書きます。PneumaticCraftはCreate・Mekanism・Immersive Engineeringとの連携をMOD側に持っていて、熱をやり取りする仕組みなどがつながります。AE2のガイドは、ネットワークの電力を好きな発電MODのケーブルから入れる前提で書かれており、Mekanismなどの電力をそのまま使えます。ThermalのDynamicsのダクトは、AE2のP2Pトンネルで電力や液体を送る対象にも登録されています。どのMODも単体で遊べるので、最初は1本を選んで始め、慣れてから足していくのがおすすめです。












